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デコール基準。

たとえば、デザインは正統を貫きながらも非凡であること。
人間が最高の工具になることを、モノづくりの基本に据える。
そして、時流に翻弄されることなく、未来に誇れる価値とは何かを問い続けていく。
日本の独特の風土のなかで、常に最高水準のクオリティを極め守りつづけるための
揺るぎない思想、それが「デコール基準」です。
枠材に用いる素材の吟味から独自の演出や最後の仕上げにいたるまで、
すべてのこの思想が貫けれてこそデコールの名を冠することができるのです。
一世紀を超えるセイコーの技と情熱の結晶、デコール。
持つことの悦びを歳月とともに深め、いつまでも語り継がれる逸品がここにあります。

悠久
Yu-kyu

デコールセイコー
悠久の誕生

悠久には"水運儀象台"の駆動原理を基とした発想と技術が注ぎ込まれています。巨大な時計装置の小型化、省力化に向けて技術者たちは、水力に代わる動力の工夫、複雑な輪列計算、精緻な加工、組立技術の確立など実用化に至るまで、さまざまな試行錯誤を繰り返してきました。
先人の英知と情熱、そして技術者たちの壮大なロマンと新規開発の技術が加わり誕生した"現代の工芸時計"・・・それが、デコールセイコー悠久なのです。

ファイブレバーの作動原理

水流を鋼球の動きに
置き換えた技術
~ファイブレバー脱進機構~

悠久では、水の代わりに鋼球を使用しているため、❝水運儀象台”とは異なる発想と作動原理の開発が必要となりました。鋼球の落下で回転する回転機構、その力を次々と正確に伝達していくレバーの役割。衝撃の緩和、逆回転などの誤作動防止、そして回転タイミングを一定にコントロール。❝水運儀象台”では解決できなかった耐久性の向上と安定性を実現しています。もし当時に応用できれば専従者の労力も大幅に削減できたはず。900年の歳月を超えて融合した技術・・・それがファイブレバー脱進機構です。

A
B
C
  1. 鋼球が回転機構のバケットに入ると最初の「レバー①」が押し下げられます。(画像A)
  2. その力が連結された「レバー②」「レバー③」を介し、ストッパーの「レバー④」を解除します。(画像B)
  3. 回転機構のバケットは一つ分回転し、再びストッパーの「レバー④」が働き、「レバー⑤」は逆回転を防ぐ、ストッパーとして作動します。(画像B、C)
    結果、時計は37.5秒の時を刻み、1日2,304回この動作を繰り返します。

スパイラルアップ機構と鋼球の動き

「悠久」の商品化を可能にした
省力技術
~スパイラルアップ機構~

人力によって汲み上げられていた❝水運儀象台”の水。その代わりに採用された鋼球をリフトアップするためには、省力化に向けた技術開発が必要でした。無駄が無く、自然の動きの中で、リフトアップ。目立ちませんが、工夫とこだわりの結晶である「スパイラルアップ機構」が完成させなければ、デコールセイコーの悠久の商品化は不可能と言っても過言ではありません。極限まで追求された摩擦抵抗の極小化・省力化のための発想が随所に活かされているのです。

スパイラルアップ機構と鋼球の動き

A
B
C
  1. スパイラルの入口に鋼球が飛び込みます。(画像A-①)
  2. 2.スパイラルが回転し鋼球がタワーを上がります。(画像B-②)
  3. 3.スパイラルの出口から鋼球が飛び出します。(画像C-③)

悠久
AZ 303G 5,830,000円(税込)

輪舞メゾン
RONDEAU MAISON

時を共に過ごす歓び
~心に残る、贅沢で上質な時~

❝美しいメロディと楽しいパフォーマンスに集う人たちが、その一時をまるで家族のように過ごしてもらいたい”との願いからからくり時計の音とパフォーマンスを楽曲形式「ロンド」の和名「輪舞」で表現し、フランス語で「家」を表す、「Maison」と組み合わせ「輪舞(ロンド)メゾン」と命名しました。

本格からくり時計

毎正時繰り広げられるパフォーマンスは高音質のサウンドと共に一つにとけあいまるで一幕の舞台を観ているように華やかに時を告げます。

①オープニングメロディとともに左右の人形が楽器を奏でるように動き始めます。

②メロディとともに文字板が開き始めます。
③流れるメロディに合わせて人形、飾り、文字板それぞれが動き出します。

③エンディングメロディとともに文字板が閉じパフォーマンスが終了します。

曲目
  • ・時計屋の店先(クリスタルベル)
  • ・乾杯の歌(ストリングス)
  • ・ジュ・トゥ・ヴ(クリスタルベル)
  • ・森の水車(フルート/クリスタルベル)
  • ・カノン(クリスタルベル)
  • ・時の踊り(オルゴール)

オープニング/エンディング(クリスタルベル)

厳しい基準を通過した
厳選素材を
熟練の職人が組み上げた
至高の逸品

時計本体の上面、側面に浮かびあがる美しい木目、サペリ柾目「リボン杢」。磨き上げられた光沢は、重厚な佇まいとあいまって、飾る空間に風格を添えます。毎正時にパフォーマンスを繰り広げられる、繊細な部品の数々は熟練の職人がひとつひとつに細工を施し、組み上げられました。
調度品としても品格のある存在感は、時を超えて受け継がれる逸品です。

繊細な美しさを誇る部品の数々

調度品を思わせる高貴な佇まいと、からくりパフォーマンスが始まると、まるで息を吹きまれたように動き出す、飾りや人形達。繊細な造形美が、優雅に時の訪れを告げます。

気品のある繊細な印刷を施した文字板と手作業での色入れが美しい時分針。

花や歯車をモチーフにした飾りは、彫刻風の細やかな加工を施し、重ね合わせることで様々な表情を見せます。

ガラスと金属で構成された回転飾りのゆるやかな動きが、時を優雅に演出します。

輪舞メゾン
AZ 320B 4,800,000円(税込)

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